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据え置き型POSレジメーカー10社比較。据え置き型POSレジのメリット・デメリットも

POSレジの種類のなかでも、最も一般的で目にする機会が多いのが据え置き型POSレジです。スーパーやコンビニなどでレジカウンターに設置されたPOSレジで、多くの店舗で使われています。複数のメーカーから販売されているので、どの据え置き型POSレジがよいか迷ってしまうこともあるでしょう。

そこで本記事では、据え置き型POSレジメーカー10社を比較・紹介していきます。据え置き型POSレジのメリット・デメリットも解説するので、ぜひPOSレジ選びの参考にしてみましょう。

据え置き型POSレジとは

据え置き型POSレジとは、タブレットPOSレジやスマートフォンPOSレジと違い、レジに据え置いて利用するタイプのPOSレジです。POSレジが登場する以前のレジスターと似た見た目ですが、POS機能が搭載されているので、商品管理や在庫管理、売上分析などの機能を利用することができます。

現在はタブレットPOSレジを採用する店舗も増えていますが、タブレット端末に慣れていないスタッフが多い場合は、据え置き型POSレジの方が使いやすく、リプレイスがスムーズに進みます。

据え置き型POSレジのメリット・デメリット

据え置き型POSレジには、サイズが大きい・導入費用がかかるなど気になる部分もありますが、メリットも多くあります。据え置き型POSレジのメリット・デメリットを詳しくご紹介していきます。

【メリット】専用ネットワーク・機器によって安定性が高い

据え置き型POSレジは、メーカーが独自に開発した専用ネットワークや専用機器を使うので、トラブルが少なく安定して利用できます。クラウド型のタブレットPOSレジでは、インターネット回線の乱れなどで使えなくなることがほとんどですが、据え置き型POSレジであればトラブル時も安心です。

また機能性にもすぐれ、売上管理や在庫管理、顧客管理などPOSレジに必要な機能が一通りそろっているPOSレジが多くあります。複数店舗管理も搭載されていることが多いので、チェーン店やフランチャイズ店にも最適です。

【メリット】業種・業態に合ったPOSレジが揃っている

タブレットPOSレジに比べて、据え置き型POSレジシステムには業種・業態に特化したPOSレジが多い傾向があります。小売店向けやサロン向け、飲食店向け、アパレル向けなどに特化しているPOSレジがあるので、必要な機能が明確な場合は、据え置き型POSレジがおすすめです。

【メリット】サポートが充実している

据え置き型POSレジは、提供しているメーカーの手厚いサポートが充実しています。タブレット端末POSレジにもある電話・メール・チャットサポートだけでなく、導入サポートや保守、設定など幅広いサポートを受けられます。メーカーによっては、教育サービスもあり、スタッフへのレクチャーを依頼でき、スムーズにPOSレジに慣れることができます。

【デメリット】設置スペースが必要

タブレットPOSレジとの大きな違いはサイズであり、設置スペースを確保しなくてはいけません。小規模店の場合は、レジカウンターが狭くなり使いにくくなったり、サロンなどの店舗の雰囲気に合わなかったりするなど、使いにくさと見た目両面でデメリットになりがちです。

【デメリット】導入費用が高い

専用機器による安定性や機能性は魅力ですが、その分導入費用が高くなります。1台数十万円以上の初期費用が必要になるので、他の設備投資にお金をかけにくくなるでしょう。小規模店においては、多様な機能を使いきれない場合もあり、無駄な機能が多くなるほどコストパフォーマンスは低くなります。

メーカー別据え置き型POSレジシステム比較

据え置き型POSレジを販売しているメーカーは多くあり、機能やサポートなどにそれぞれ特徴があります。据え置き型POSレジメーカーを10社ピックアップしましたので、比較しながら特徴をおさえていきましょう。

東芝テック

東芝テックは、POSレジ市場でトップのシェアを誇るメーカーです。幅広い業種に特化したPOSレジシステムを提供するだけでなく、セルフレジやコンパクトレジなど形態のラインナップも複数あります。マルチ決済端末やラベルプリンタ、自動釣銭機など周辺機器も充実しているので、一括でレジ環境を整えたい店舗におすすめのメーカーです。

NECプラットフォームズ

NECプラットフォームズが提供するTWINPOSシリーズは、据え置き型POSレジをはじめ、タブレットPOSレジやセルフ精算型POSレジなどラインナップが豊富です。「あらゆる店舗に美しく溶け込むフリースタイルデザイン」がコンセプトにあり、シンプルでスタイリッシュな見た目になっています。店舗の雰囲気を重視したい店舗は、NECの据え置き型POSレジ導入を検討してみましょう。

寺岡精工

寺岡精工では、据え置き型POSレジのWebシリーズを提供しています。多彩なメカニカルキーや高速プリンターなどを搭載し、レジ処理の効率化を実現します。また寺岡精工の特徴としてセルフレジに注目です。なかでもセミセルフレジ・フルセルフレジ・セルフ精算機の3役をこなす「ハッピーセルフ」は、小売店や量販店の人手不足や会計のスピードアップに大きな役割を果たします。

富士通フロンテック

富士通フロンテックのTeamStoreシリーズは、さまざまな業種・業態に特化した幅広い商品展開です。量販店や専門店、飲食店、百貨店、フードサービス業務、ショッピングセンターに対応したラインナップがあるので、自店舗に合った据え置き型POSレジシステムを探している方はぜひチェックしてみましょう。

SHARP

SHARPでは、ERシリーズ・XEシリーズの2シリーズの電子レジスターを販売しています。ネットワーク接続でPOSレジ機能を利用できる機種があり、釣銭機やハンドスキャナーなど対応する周辺機器も充実しています。コンパクトなサイズで最低限のPOS機能を使えるので、小規模店での導入に適しています。

CASIO

電子レジスターのシェアの大半を占めるCASIOでは、Wi-FiやBluetooth接続を活用したPOSレジも主要なラインナップです。小売店向けやカフェ・居酒屋といった飲食店向けなど幅広い業種に対応した据え置き型POSレジを販売しています。シンプルさを重視しコンパクトかつ低価格なPOSレジが多いので、コストをおさえて導入したい、規模に合ったPOSレジを使いたい店舗におすすめのメーカーです。

TBグループ

TBグループの据え置き型POSレジは、シンプルでコンパクトなレジからタッチパネルを採用したデザイン性の高いPOSレジまで、複数のPOSレジを展開しています。専用の周辺機器が多く、特にハンディターミナルやセルフオーダーシステム、スマートフォンを使ったオーダーシステムなどが充実しているので、オーダーを効率化したい飲食店の方は、POSレジと合わせて周辺機器の導入もTBグループで検討してみましょう。

ビジコム

ビジコムでは、PC用のPOSレジシステム「BCPOS」を提供しています。基本機能として、商品管理や在庫管理、販売管理、顧客管理、ポイント管理があり、加えてオプションにはEC在庫連動や本部管理システム、キャッシュレス決済などが充実しているので、多機能なPOSレジを導入したい店舗におすすめのメーカーです。タッチパネルPCや周辺機器も販売しているため、合わせてチェックしてみてくださいね。

FreePOS

FreePOSは、レンタルで据え置き型POSレジを提供しているメーカーです。短期間のPOSレジ利用や出店当初のPOSレジ導入をサポートしてくれます。POSレジには、小売・アパレル、飲食・カフェ、サロンそれぞれに特化したシステムが搭載されているので、店舗に最適なPOSレジ選びにもおすすめしたいメーカーです。

posco

poscoの据え置き型POSレジは、連携機能やカスタマイズ性にすぐれているので、導入後店舗に合わせたカスタマイズができます。業種・業態ごとのソリューションも提案しており、どのようにPOSレジ環境を構築したらよいかわからない店舗にとって、最適な導入をサポートしてくれます。新規出店や開業など、新たに据え置き型POSレジを導入する際にチェックしたいメーカーです。

まとめ

据え置き型POSレジは、メーカー専用機器による安定性や機能性、業種・業態に特化したPOSレジ、サポートの充実といったメリットがあります。サイズや導入費用はデメリットになるものの、大規模店や多店舗展開の事業者に適しています。メーカー別据え置き型POSレジ比較を参考にしながら、店舗に合ったPOSレジを選んでみましょう。