飲食店を経営している人がいつも気にするのが仕事の効率化です。
oes(オーダーエントリーシステム)は、飲食店の業務を効率化してくれるシステムです。
このシステムを導入することによってお店の売り上げを改善していくことが出来ます。
oes(オーダーエントリーシステム)とは、どんなシステムなのかを説明していきます。
覚えておきたいメリットやデメリット、システムの種類などについても解説していきますよ。
目次
oes(オーダーエントリーシステム)とは何なのか
oes(オーダーエントリーシステム)とは、テーブルの注文を取って、すぐにデータで厨房へデータを流せるシステムのことです。
ホールの従業員が端末に注文を受けたメニュー情報を入力すると、瞬時にその情報が厨房へ共有されます。
厨房スタッフは注文が入った瞬間から料理を準備することが出来ます。
oes(オーダーエントリーシステム)と、これまでのオーダーシステムにはどんな違いがあるでしょうか。
今まではテーブルの注文を手書きで記入していました。
記入した紙を厨房へ持って行き、キッチンスタッフはその紙を見ながら調理を始めていたのです。
料理が出来た後は注文伝票と一緒に料理を配膳し、その伝票を使ってお客さんは会計をしていました。
この方法だとホールスタッフの記入ミスや伝票の紛失などの問題があります。
記入するスタッフの文字が読みにくいときには、厨房スタッフの作業効率が落ちます。
oes(オーダーエントリーシステム)にするなら、記入ミスや文字の判別のしづらさといった問題が解決されます。
ホールから厨房へ伝票をやりとりする時間も短縮できます。
伝票を紛失する心配が無いのも良いですね。
oes(オーダーエントリーシステム)にはどんな種類があるの?
oes(オーダーエントリーシステム)には、いくつかの種類があります。
★ハンディターミナルタイプ
★専用端末タイプ
★スマートデバイスタイプ
それぞれの種類について説明していきます。
ハンディターミナルタイプ
ハンディターミナルタイプは飲食店でオーダーを取るために開発されたものです。
水で濡れたり、油で汚れたりしても機能するように設計されています。
掃除やメンテナンスがしやすいですし、耐久性もあります。
ハンディターミナルタイプを使うにはメーカー純正のシステムを導入しなければなりません。
汎用性が無いのが難点です。
飲食店専用の機器のため価格が高く、10万円前後します。
専用端末タイプ
専用端末タイプはテーブルに固定されているタブレットタイプのoes(オーダーエントリーシステム)です。
回転寿司や居酒屋によく設置されています。
メニューが多い飲食店や注文回数の多いお店に向いている端末です。
季節限定のメニューなどを表示させやすいのも特徴です。
スマートデバイスタイプ
スマートデバイスタイプは、ipadやiphoneを使って注文を取るシステムです。
Android端末に対応したスマートデバイスタイプもあります。
ハンディターミナルタイプに比べて防水性能が劣っていますし、耐久性もそこまで強くはありません。
しかし、端末を新規購入する際のコストは安いです。
スタッフが持っている端末をそのままoes(オーダーエントリーシステム)として使うことも出来るため、導入コストを極限まで抑えることも可能です。
アプリをダウンロードするだけで使い始められる手軽さも魅力です。
oes(オーダーエントリーシステム)は本当に役立つのか
oes(オーダーエントリーシステム)は本当に役立つのでしょうか。
具体的にどのように役立つのか解説します。
飲食店における日々の業務を効率化してくれます。
ランチを提供するお店では昼の時間が混み合います。
オーダーを取る時間を短縮できれば、お店の回転率を上げることが可能です。
テーブルの稼働率が上がることで、お店の売り上げは着実にアップしていきます。
観光地の飲食店などもoes(オーダーエントリーシステム)を導入することにより、顧客の回転率を上げて売り上げをアップさせられます。
oes(オーダーエントリーシステム)はテーブルでオーダーを取った瞬間から調理を開始できます。
つまり、それだけ早く顧客に料理を提供できると言うことです。
お客さんを待たせないので顧客満足度を上げていけます。
ホールスタッフは、厨房スタッフとやりとりしなくて良いのでホールのサービスに集中できます。
結果としてお客さんは、より良いサービスを受けることが出来るのです。
さらに、スタッフのミスを予防してくれます。
注文の伝達ミスを防ぐことが可能です。
メニューの品目を記入しなくて良いので、書き間違いを防ぐことも出来ます。
oes(オーダーエントリーシステム)の注意点を知っておこう
もちろんoes(オーダーエントリーシステム)は完璧ではありません。
幾つか知っておかなければならない注意点があります。
★誤解される
★耐久性に疑問
★インターネット環境が必要
oes(オーダーエントリーシステム)を導入すると、スマートフォンで注文を受けることがあります。
ホールスタッフが注文を受けた後に、注文の後処理や確認をスマートフォンを使ってしている時に、お客さんから見て遊んでいると誤解されることがあります。
真剣に業務を果たしていないと誤解されるリスクがあるのです。
業務で使うスマートフォンには、お店のロゴなどが入った専用カバーを付けるなどして対策を施しておきましょう。
前の項でも説明しましたが、スマートフォンやタブレットを使う場合には耐久性が心配です。
専用端末のように飲食店の専用設計ではないので、日々のハードな使用に耐えられないことがあります。
この点に対しても保護性能の高いカバーを付けるなどして対策を施してください。
oes(オーダーエントリーシステム)は、インターネットを使ってデータの管理を行います。
安定したインターネット環境がないと仕事がはかどりません。
インターネットの速度が遅いことで業務に支障が出ることがあるので気をつけてください。
POSレジとoes(オーダーエントリーシステム)の組み合わせは最強?
oes(オーダーエントリーシステム)とPOSレジを組み合わせると、より一層業務の効率化を促進できます。
POSレジとは、売り上げ情報を一元管理したり、データ分析をサポートしてくれたりするレジシステムのことです。
oes(オーダーエントリーシステム)とPOSレジを連携させていくなら決済業務を効率化させられます。
例えば、注文を取ったときに伝票へQRコードを印字させるようにします。
会計時にそのQRコードを読み取れば、注文情報がレジに表示されてすぐに決済業務を行えます。
レジの打ち間違いを防げますし、決済時間を短縮させられます。
POSレジを導入することによって顧客情報などを細かく分析していけます。
どの時間帯にどの客層が多いのかをチェックすることが出来ます。
季節ごとに人気のあるメニューの確認も可能です。
これらの売り上げ情報を分析することで、的確な経営戦略を立てていくことが出来るようになります。
細かな顧客管理をするなら、お得意様の記念日や誕生日などのイベント情報を事前にチェックすることも出来ます。
人気のoes(オーダーエントリーシステム)サービスの特徴を紹介
人気のoes(オーダーエントリーシステム)サービスの特徴を紹介していきます。
FlickOrder
FlickOrderはハンディターミナルタイプを使ったシステムです。
分かりやすいシンプルなインターフェースが特徴です。
テーブルの稼働状況をアイコンで分かるように表示したり、フロアごとに伝票を仕分けしたり出来ます。
Waiter
Waiterはクラウドを使ってオーダー管理をします。
リアルタイムで予約管理が出来ますし、空席の把握も簡単にできます。
各顧客の注文履歴や来店頻度なども分析しやすくなっています。
オミセノテック
オミセノテックは業種に合わせてカスタマイズしやすいことが特徴です。
メニューや予約管理のしやすさに加えて、配膳や決済までも操作しやすくなっています。
少ないスタッフ数で多くの業務が行えるようなシステムです。
飲食店のPOSレジの特徴と飲食店向けタブレット型POSレジを徹底解説
POSレジとセットのoes(オーダーエントリーシステム)もおすすめ!
POSレジと連携したoes(オーダーエントリーシステム)も紹介します。
ユビレジ
ユビレジはFlickOrderと連携しています。
スマートデバイスタイプのシステムなので導入コストが安いのが魅力です。
アプリをタブレットやスマートフォンにダウンロードするだけで使い始められます。
Okageレジ
Okageレジはフルクラウド型のサービスです。
オーダー情報やレジ情報をクラウドで一括管理をしています。
これまで使っていた端末をそのまま使える汎用性の高さも特徴の一つです。
ハンディ端末で決済業務が出来る機能も評価されています。
スマレジ
スマレジは直感的に操作できる画面構成が特徴です。
POSレジやレシートプリンターとすぐに連携させられて使い勝手が良いです。
会計業務やレジ締め業務宇効率化させられる機能が付いています。
oes(オーダーエントリーシステム)は、飲食店が効率よく営業をしていくために欠かせないシステムです。
テーブルで注文を取ったら、すぐにデータが厨房へ流れていきます。
厨房スタッフは調理を開始し、お客さんを待たせる時間を短縮することが出来ます。
ホールスタッフはテーブルと厨房を伝票の受け渡しのために行き来する必要が無いため、ホールのサービスに集中していけます。
お客さんはより質の高いサービスを受けられますし、注文した料理も早く出てくるので満足できます。
紙の伝票を使わないので、書き間違いを防げるのもoes(オーダーエントリーシステム)の良い点です。
厨房係が伝票の文字を読めないことや読み間違うことも防げます。
oes(オーダーエントリーシステム)をPOSレジと連携させることで、より効率が上がることも覚えておきましょう。
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