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飲食店向けPOSレジ10選!POSレジの種類や飲食店向け機能などを解説

店舗の会計をするために欠かせないPOSレジ。飲食店においては、お金のやり取りをするだけでなく、顧客情報の管理やセルフオーダーシステムといった役割もあります。POSレジを活用することで、売上アップやサービス向上を目指すことができます。

ただ、POSレジのタイプや飲食店向けPOSレジの種類が多く、どの飲食店向けPOSレジがよいのかわからないという担当者の方も多いでしょう。そこで本記事では、飲食店向けPOSレジ10選をピックアップしました。飲食店のPOSレジの導入や入れ替えを検討している場合は、要チェックです。

POSレジの種類

POSレジには、据え置き型POSレジ、タブレット型POSレジ、PC型POSレジといった3つの種類があります。3種類ともPOS機能を持ったレジですが、機器のサイズや使い心地など、それぞれに特徴を持っています。どのPOSレジが店舗に合うかイメージしながら見ていきましょう。

ターミナル型POSレジ

ターミナル型POSレジは、多くの店舗で使われているPOSレジです。据え置き型レジとも呼ばれています。金額入力などキーボード部分とお金を入れるドロワー部分のあるPOSレジです。スーパーやコンビニ、飲食店などよく見かけるタイプのPOSレジと言えます。

POS機能のついていないレジをレジスターと呼びます。POSレジは、レジスターにそのままPOS機能がついているレジであるため、従来のレジからスムーズに移行できるというメリットがあります。タブレットやスマートフォンのPOSレジも登場していますが、従業員の年齢層が高い場合など、使い慣れていないスタッフが多い時に、ターミナル型POSレジの導入がおすすめです。

PC型POSレジ

PC型POSレジは、PCにPOSシステムをインストールしてレジ機能を付与するPOSレジです。ドロワーやレシートプリンタは、別途接続する必要があります。ターミナル型POSレジに比べて、導入費用が安く、コストパフォーマンスが高いです。

理由として、PCまたはPOSシステムが壊れた場合、どちらかを入替・修理することで再度利用できます。ターミナル型POSレジが故障すると、POSレジを丸ごと入替になることもあり、大幅に費用がかかってしまいます。

注意点は、レジメーカーの独自のPOSシステムであることです。操作もメーカー独自のものになるため、使い慣れるまでに時間がかかるでしょう。新たに導入する場合は、他のPOSレジよりも、スタッフの研修が必要になります。

タブレット型POSレジ・モバイル型POSレジ

タブレット型POSレジは、iPadやAndroidのタブレットをPOSレジとして利用するPOSレジです。タブレット端末にPOSレジ専用アプリをインストールすることで、タブレットがPOSレジとして機能するようになります。スマートフォンをPOSレジに使う場合は、モバイル型POSレジと呼ばれます。

タブレット型POSレジ・モバイル型POSレジは、ターミナル型POSレジやPC型POSレジに比べて、導入コストが低いため、導入する店舗が増えています。提供するベンダーも増えており、導入費用0円などお得に導入することも可能です。

またタブレット型POSレジは、コンパクトでどのような店舗に馴染みやすくなっています。飲食店の雰囲気に合ったPOSレジとなるでしょう。タブレットやスマートフォンが日常的に浸透しているため、レジ操作を覚えやすいのもメリットです。

タブレット端末・スマートフォンは持ち運びできます。会計以外の場面でも活用でき、ターミナル型POSレジ・PC型POSレジに比べて、利用の幅が広いです。

飲食店向けのPOSレジの機能

POSレジには、販売情報を蓄積できるというメリットがあり、マーケティング戦略に活かすこともできます。飲食店向けPOSレジには、さらに飲食店に特化した機能として、顧客管理やセルフオーダーシステムなどさまざまな機能がついています。飲食店向けのPOSレジの機能をピックアップして解説していきます。

顧客管理

飲食店向けのPOSレジは、販売情報だけでなく、会員情報と連携することもできます。会員情報に合った商品やメニューの注文履歴を確認できるようになります。。POSレジによっては、注文履歴だけでなく、会話などをメモすることもできます。注文履歴やメモを活用して、顧客に商品やメニューの提案をすることで、売上アップやサービス向上を実現できるでしょう。

顧客情報からは来店頻度もわかります。来店頻度の高い常連客や何度か来店したことのある潜在顧客が明確になります。常連客に対しては、ポイント付与率アップなどの特典を提供すると、さらにリピートしてくれるでしょう。潜在顧客には、お得なキャンペーンなどをダイレクトメールで送るなど来店を促すと、固定客になる可能性があります。顧客管理を活用して、売上アップを目指しましょう。

多店舗管理

POSレジは、本部システムによって多店舗展開のお店でも一元管理できます。チェーン店やフランチャイズ店で多店舗管理を活用すると、複数の店舗の売上や在庫を見られるようになります。従業員数など店舗の運営状況も見えるため、シフト管理にも効果的な機能です。

店舗から本部データを確認することもできます。日別・週別・月別の集計データや販売メニューデータなどを把握することで、目標達成に向けて戦略を立てることも可能になります。

分析機能

POSレジで集めた販売情報を分析する機能もあります。飲食店において、販売情報の分析は、メニューの変更や開発などに不可欠です。飲食店の分析に欠かせないABC分析もPOSレジできるようになります。

ABC分析とは、売上の構成比で、売上の高いAグループ・中間のBグループ・売上の低いCグループに分けて分析する方法です。BグループからAグループになりそうなメニューがあるか、Cグループの扱いをどうすうかを検討できます。ABC分析では、価格や原価率を考慮するため、通常は高度な分析です。POSレジを導入するだけで分析が可能になるため、マーケティングに活用できます。

セルフオーダーシステム

セルフオーダーシステムは、顧客自身に注文してもらえる機能です。タブレット型POSレジやモバイル型POSレジを、席に置いておくことで注文を自動化できます。注文の度にオーダーを聞きに行く必要がなく、店舗の人員コスト削減・人手不足の解消に効果があります。

またハンディターミナルと連携すると、キッチンとPOSシステムをつなぐこともできます。ハンディターミナルの機能も増えていて、メニューの指定だけでなく、焼き加減など細かい指定もできる場合もあります。セルフオーダーシステムを取り入れにくい場合でも、ハンディターミナルでフロアスタッフの負担を軽減できます。

予約機能

POSレジサービスによっては、飲食店向け予約システムとの連携も可能です。POSレジ上で予約状況が表示され、予約管理の手間を少なくできます。食べログやホットペッパーなどの予約サービスを利用して、飲食店を予約することも増えているため、あると便利な予約機能です。自店の予約利用の状況から判断し、予約機能のあるPOSレジの導入を検討してみましょう。

飲食店の業態別おすすめレジ

飲食店と一口に言っても、さまざまな業態があります。店舗規模やメニューの種類、POSレジに使用できるスペースなど、店舗ごとに条件が異なります。飲食店の主な業態をピックアップし、おすすめのPOSレジを紹介していきます。

小規模飲食店

メニュー数の少ない小規模飲食店には、ターミナル型POSレジやPC型POSレジがおすすめです。顧客の数や従業員の数が少ないため、POSレジの位置を固定できます。POS機能を活用することで、販売管理や在庫管理を効率化でき、小規模飲食店でも活躍してくれるでしょう。

レストラン

レストランの中でも、多店舗展開しているレストランは、運営状況に応じて、ターミナル型POSレジやタブレット型POSレジを選びましょう。顧客の回転が早くない場合は、ターミナル型POSレジを設置するのがおすすめです。顧客の回転が早い、客数が多い場合は、レジカウンターだけでなく、席での会計も可能にするタブレット型POSレジが適しています。

ターミナル型POSレジもタブレット型POSレジも販売管理や在庫管理をできるため、レストランのメニューの売れ筋把握や改廃など、マーケティングに活かすことができます。

居酒屋

居酒屋では、タブレット型POSレジやモバイル型POSレジがおすすめです。セルフオーダーシステムを採用することで、居酒屋の頻度の多い注文にも、少ない人員・負担で対応することができます。ハンディターミナルを連携すれば、キッチンもスムーズに動けるため、ぜひ連携してみましょう。

席ごとの会計ができる点も魅力です。居酒屋ではレジカウンター付近が混雑することもあり、テーブル会計がスムーズな顧客対応につながります。

ファーストフード

ファーストフード店は、レジカウンターが固定されているため、ターミナル型POSレジやPC型POSレジが最適です。会計を快適にできるだけでなく、メニューの分析も可能になります。

タブレット型POSレジも十分に利用できるでしょう。持ち運びできるという特徴は活かしにくいですが、導入費用が安いため、POSレジのコストをおさえたい場合には、タブレット型POSレジも選択肢のひとつです。

移動販売

移動販売で飲食店を開いている場合は、タブレット型POSレジがおすすめです。移動販売に使う車はスペースが限られているため、コンパクトなタブレット型POSレジが適しています。POS機能を活用することで、売上のよかった時間帯、場所、メニューなどさまざまな販売データから分析することができます。

飲食店向けPOSレジ10選

飲食店向けPOSレジの機能、業態別おすすめPOSレジを踏まえて、飲食店向けPOSレジ10選を見ていきましょう。さまざまな飲食店向けPOSレジからおすすめしたいPOSレジをピックアップしたため、ぜひPOSレジ選びに役立ててみてくださいね。

ワンレジ

ワンレジは、飲食店に特化したPOSレジです。飲食店の経営者を経験した方が開発したPOSレジであるため、飲食店目線のPOSレジ機能が充実しています。主な機能としては、リアルタイムの売上・来客情報の蓄積やABC分析、顧客管理、メール作成などがあります。

また、ワンレジでは、従業員の不正防止にも力を入れられます。勤怠管理機能もついているため、タイムカード機能や監査機能によって、勤怠不正・金銭不正を撲滅できます。

サポート体制も充実しています。24時間365日体制でコールセンターを設置しています。POSレジのトラブルや問い合わせに、電話でのアドバイスや遠隔操作を活用して、いつでもサポートしてくれます。スタッフの不正防止や心強いサポート体制によって、安心して使える飲食店向けPOSレジと言えるでしょう。

Uレジ Food

Uレジ Foodは、タブレット型POSレジ・モバイル型POSレジに対応したPOSレジです。多機能で低価格が強みで、さまざまなPOSレジ機能をコストをおさえて導入することができます。消費税軽減税率対策補助金制度に対応したサービスでもあり、導入にあたって、補助を受けることも可能です。複数税率に対応したPOSレジの導入の際に、Uレジ Foodがおすすめです。

Uレジ Foodの主な機能には、商品登録・売上集計管理機能があります。売上実績を自動で集計し、客単価や客数、前年対比で比較できます。自動のABC分析機能もあり、飲食店の販売管理に最適です。顧客管理機能や日報機能をカスタマイズできるため、お店に合わせた使い方を可能にします。

Uレジ Foodを提供するUSENは、全都道府県に148のサポート拠点を持っています。365日年中無休でサポートにあたっているため、夜や深夜のトラブルでも安心して解決まで導いてくれます。コストをおさえつつ、多機能で安心なPOSレジを導入したい飲食店におすすめのPOSレジです。

Okageレジ

Okageレジは、タブレット・スマートフォン・セルフオーダー端末をすべて連動させて利用することができます。レジ端末としてタブレットを使い、スマートフォンをハンディとして使用します。居酒屋や焼き肉店などオーダーの頻度が多い飲食店にぴったりのPOSレジです。Okageレジで提供する3つの端末を、飲食店の規模や業態に合わせて、必要台数組み合わせることができます。席数や従業員を参考に、それぞれの台数を検討してみましょう。

飲食店向け機能ももちろん充実しています。多店舗管理や売上分析、メニュー編集などが主な機能で、他にも細かい機能が備わっています。

多機能なPOSレジ設備をセットでそろえることができながらも、利用料金は端末1台につき月額利用料1,000円です。最低月額5,000から利用になりますが、数千円から数万円でPOSレジを導入でき、コストをおさえたいという飲食店にも嬉しい点となっています。

ポスタスFood

PERSOLが提供するクラウドPOSレジサービスです。ポスタスFoodは、飲食店に特化した機能を備えたPOSレジとなっています。さまざまな飲食店向け機能があり、主な機能としては、

・月別、日別の実績表示

・時間別の実績表示

・曜日別の実績表示

・ABC-Z分析

・客層実績

・組数の実績表示

・他店比較

・売上金額ランキング

・多言語、多通貨対応

・予約サービス連携

・免税対応

などがあり、豊富な機能が揃っています。販売分析機能が特に充実しているため、さまざまな視点で売上を分析することができます。また、多言語・多通貨対応や免税対応は訪日外国人対策にもなり、これから時代で必要になる対策を進められます。

ユビレジ

ユビレジは、iPad端末を使用したタブレット型POSレジです。居酒屋やレストラン、ファーストフード、カフェなどさまざまな業種で利用できる万能なPOSレジとなっています。

飲食店向け機能として、商品分析機能や顧客管理機能、売上管理機能などが充実しています。他のPOSレジと異なる点として、集客経路分析機能が特徴的です。食べログやホットペッパー、SNSなどのプロモーションがどのように集客につながったか、データで確認することができます。プロモーションに力を入れている飲食店は、ユビレジを導入して、効果的な分析・マーケティングを実践してみましょう。

スマレジ

スマレジは、iPad・iPhoneを活用したタブレット型POSレジです。基本的なPOSレジ機能だけであれば、0円から始められるという強みがあります。小規模飲食店の場合は、最低限の機能でコスト0でPOSレジを導入できます。

飲食店向け機能として、特徴的であるのが、スマレジ・ウェイターとの連携です。iPad・iPhoneをハンディターミナルとして利用できます。オーダーやテーブル注文・会計などができるようになります。居酒屋やレストランなどで便利な連携機能です。

エアレジ

エアレジも、スマレジと同じくコスト0円を強みにしたタブレット型POSレジです。会計や売上分析を無料ででき、初期費用や月額費用もかかりません。最低限のPOS機能でよいという飲食店には、コストパフォーマンス抜群のPOSレジと言えるでしょう。

売上管理や在庫管理、顧客管理を直感的に操作できるデザインが魅力です。メニューが見やすく、会計や分析をスムーズに行うことができます。新規出店の際の導入でも、すぐに活用できるようになりやすいため、多店舗展開の飲食店におすすめです。

ブレインレジスター

ブレインレジスターは、飲食店専用のPOSレジです。月額料金0円のプランと4,800円のライトプラン、9,800円のプレミアムプランから、プランを選ぶことができます。無料プランと有料プランには、データ保存期間や商品登録数、ハンディ利用などの違いがあるため、店舗で必要なサービスに合わせて、プランを選びましょう。

商品管理や部門管理などの管理機能はもちろんですが、会計機能にも飲食店に嬉しい機能がついています。分割会計や深夜料金、チャージ料金など、さまざまな会計に対応できます。営業時間によって料金体系が変わる飲食店におすすめです。

Foodα5000

Foodα5000は、ターミナル型POSレジで、縦置きと横置きを兼用できます。レジの設置スペースや店舗規模に合わせて、縦置き、横置きを選べます。売上管理やセルフオーダーなどの業務連動などが主な機能です。

また、拡張性の高さも特徴と言えます。オーダーエントリーシステム「オーダーショット」やセルフオーダーシステム「テーブルショット」、周辺機器との連携で、業務の幅を広げ、効率化することができます。ターミナル型POSレジで、飲食店向けに利用したいという場合におすすめのPOSレジです。

MAIDO System

MAIDO Systemは、飲食店向けの売上管理システムを提供しています。全ての機能が備わったオールインワンMAIDO Systemを利用することで、

・売上管理

・勤怠管理

・損益管理

・レシピ管理

・連絡機能

・給料管理

を活用できます。予約管理や集計機能をカスタマイズすることもでき、飲食店向け機能が充実しています。ハンディやテーブルオーダーシステムも提供しているため、POSレジと合わせて、導入を検討してみましょう。

まとめ

飲食店向けPOSレジには、顧客管理や分析機能、オーダーシステムなどの機能があります。飲食店向け機能はマーケティングやサービス向上に役立ちます。また飲食店向けPOSレジを選ぶためには、業態に合わせてPOSレジの種類の選択も大切です。飲食店向けPOSレジ10選を参考にして、POSレジの導入を検討してみましょう。