ローソンのPOSレジとは?種類や使い方を徹底解剖

コンビニのPOSレジに最新式POSレジの導入が進められています。大手コンビニ・ローソンでも最新POSレジへの入れ替えが進んでいます。外国人従業員に使いやすい多言語表示やキャッシュレス決済など、これからのコンビニに求められる機能が豊富です。

本記事では、ローソンのPOSレジについて、採用されているメーカーや使い方マニュアルなどを詳しく解説していきます。

ローソンのPOSレジとは

ローソンのPOSレジは、2017年から最新POSレジへの刷新が進められています。人手不足の解決や利便性の向上を目指した取り組みです。どのように変化してきたのか、最新POSレジに至るまでのローソンPOSレジの変遷を見ていきましょう。またローソンではセルフレジの導入も検討されているため、セルフレジについてもご紹介します。

ローソンのPOSレジの歴史

ローソンのPOSレジは、1988年にはじめてPOSシステムが導入されたのが始まりです。1980年代はコンビニ業界にPOSレジが広がった時期で、商品ごとのPOSデータの記録や本部と店舗をオンライン連携などができるようになり、ローソンを含めたさまざまな店舗で商品管理や在庫管理などによって、店舗運営を活性化させました。

その後、ローソンのサービス拡大にともなって、POSレジの運用も変わっていきます。キャッシュレス決済やローソンポイント、さまざまな商品開発、各種サービスとの連携などに対応できるように変化してきました。そして2017年から全国のローソン店舗のPOSレジ刷新につながっていきます。

ローソンの最新POSレジ

2017年から導入が始まった最新POSレジには、多言語対応とフルタッチスクリーンという特徴があります。店舗の従業員の利便性を上げるだけでなく、顧客のストレスフリーな買い物にもつながる効果も期待されています。2つの特徴をそれぞれ詳しく見ていきましょう。

・多言語対応

ローソンの最新POSレジは、多言語に対応しています。中国語・ベトナム語・ネパール語の3言語に対応していて、外国人労働者でも一目で表示内容を理解することができるようになりました。以前から導入されている自動釣銭機能もあり、より外国人労働者に寄り添ったレジと言えるでしょう。

外国人労働者は、厚生労働省の平成30年10月末時点の「外国人雇用状況の状況まとめ」によると、約146万人で前年同期比14.2%増加しています。国籍別に見ると、外国人労働者全体に対して、中国人26.6%、ベトナム人21.7%です。近年の伸び率で見ると、ベトナム人31.9%、ネパール人18.0%となっています。

・フルタッチスクリーン

ローソンの最新POSレジでは、キーが廃止され、フルタッチスクリーンが採用されています。従業員側だけでなく、顧客側もフルタッチスクリーンです。従業員と顧客両方が直感的な操作で、レジ対応できるようになりました。

キー部分がないため、POSレジの省スペース化も実現しています。カウンターのスペースが広くなり、快適なレジオペレーションが可能です。広々としたスペースは清潔感も与え、店舗の印象にも良い効果があるでしょう。

セルフレジの導入実験を開始

ローソンは、新たなPOSレジの取り組みとして、2019年7月から徳島県内の店舗で、セルフPOSレジの実証実験を開始しました。商品のスキャン・「購入する」ボタンの選択、決済手段の選択といった流れで簡単に決済できます。現金やクーポンは使用できず。クレジットカードや電子マネー、バーコード決済といったキャッシュレス決済のみ対応です。

レジでの待ち時間を減らすことができ、顧客にメリットがあります。また従業員の人手不足の解決もセルフレジ導入の目的です。デジタル技術を活用して、人手不足を解消する取り組みとして、セルフレジの実験が進められています。セルフレジ以外にも、QRコードを利用したスマホ決済による深夜時間帯の無人営業も実験が行われています。

ローソンのPOSレジで採用されているメーカー

ローソンのPOSレジには、NECプラットフォームズの機器が採用されています。ローソンとNECプラットフォームズが共同開発したローソン独自のPOSレジです。

ローソン最新POSレジは、2018年度グッドデザイン賞を受章しました。フルタッチスクリーンを採用したことによる機能的なデザインが高く評価されています。店舗環境に溶け込む製品とも評され、最新POSの中でも代表的存在と言えるでしょう。

ローソンのPOSレジの使い方マニュアル

ローソンのPOSレジの基本的な使い方をまとめてみました。最新POSレジの操作方法に関する情報は少ないため、これまでのローソンのPOSレジ操作を参考にしています。フルタッチスクリーンになったものの、基本的な操作に大きく変わりはないと考えられます。大まかな使い方として、主な操作を見ていきましょう。

バーコードのある商品の決済

ほとんどの商品にはバーコードがついているため、最も基本的なレジの使い方です。預かった商品のバーコードをスキャナーで読み込むと、顧客側ディスプレイにも会計が表示されます。お金を自動釣銭機に入れ、会計を確定しお釣りを渡して決済完了です。

バーコードなし商品の決済

ローソンでは、バーコードのない商品として、からあげくんやLチキなどホットスナック、おでん、MACHI Cafeなどがあります。バーコードのスキャンができないため、レジディスプレイの項目をタッチしましょう。からあげくんなど味に種類がある場合は、一覧から味を選択します。選択後は、バーコードあり商品と同じ決済の流れです。

カード決済

顧客がクレジットカード決済を利用する場合は、これまではクレジットカードを受け取って操作していました。最新POSレジでは、クレジットカードは受け取らず、顧客に操作してもらいます。

クレジットカード決済の操作をすると、クレジットカード決済端末が点滅したり、メッセージが流れ、操作手順を顧客に知らせます。ICカードではないクレジットカードで4,000円以上の会計はサインが必要になるため、忘れずに署名してもらいましょう。従来のPOSレジよりも操作が少ないですが、慣れていない顧客への操作フォローは必要です。

・利用できるクレジットカード

VISA/MasterCard/JCB/AMERICAN EXPRESS/Diners Club/楽天カード/セディナカード/OMC/MUFGカード/DCカード/UFJカード/NICOSカード/JACCSカード/DISCOVER

電子マネー決済

電子マネー決済も決済端末に顧客がタッチして行います。顧客から伝えられた電子マネーの種類をディスプレイで選択しましょう。タッチ後音が鳴ったら、決済完了です。

・利用できる電子マネー

Kitaca/Suica/TOICA/ICOCA/SUGOCA/PASMO/nimoca/はやかけん/manaca/PiTaPa/

バーコード決済

顧客がバーコード決済を利用する際は、まず使用するバーコード決済をディスプレイから選びます。顧客から提示されるバーコードをスキャンすることで決済できます。

・利用できるバーコード決済

AilPay/LINEPAY/楽天ペイ/d払い/OrigamiPay/PayPay/QuoカードPay/WeChatPay/メルペイ/auPAY/NAVER Pay

ポイント利用

ローソンでは、ポイントカードを利用して決済することも可能です。ポイントを端数使うのか、全額使うのかを聞いた後に、「ポイント利用」をタッチし、使用するポイントを入力します。顧客側のディスプレイで確認してもらったら、決済を確定し、会計完了です。

値引き

商品の中には、値引き商品もいくつかあるでしょう。値引き商品のバーコードをスキャンした後、値引き金額を入力します。「値引き」をタッチすると値引き完了となります。

収納代行サービス

各種振込ができる収納代行サービスでは、顧客は振込用紙を持参してきます。従来のPOSレジを参考にすると、「収納代行」をタッチし、振込用紙の枚数を入力します。顧客側ディスプレイで内容を確認してもらった後、金額を伝え決済に移ります。

各種サービスの決済

ローソンでは、店頭端末のLoppiを使って、さまざまなサービスの決済ができます。イベントや映画のチケット、乗車券などがあります。顧客はLoppiで発券された申込券を提示するため、レシートのバーコードをスキャンし、お金を支払ってもらいましょう。

ローソンPOSレジの画面

ローソンPOSレジは、最新型ではフルタッチスクリーンになっています。従来のローソンPOSレジにあったキー部分がなくなり、すべて画面に集約されています。顧客側にもフルタッチスクリーンが採用され、どちらも15.6インチという縦長の大画面ディスプレイです。ローソンの最新POSレジを知るために、POSレジ画面を従業員側、顧客側に分けて解説していきます。

従業員側のPOSレジ画面

従業員側のPOSレジ画面は、画面下半分に入力項目があり、画面上半分にスキャンした商品情報が表示されていきます。画面下半分にある入力項目を押すだけで、さまざまなサービスに対応した操作が簡単にできるようです。自動釣銭機を採用しているため、お釣りの受け渡しも簡単になっています。

POSレジ画面で注目したいのは、多言語表示対応です。POSレジのログイン画面で中国語・ベトナム語・ネパール語から言語表示を選ぶことができます。選択した言語に表記が変わるため、外国人労働者が多いローソンに最適です。

顧客側のPOSレジ画面

顧客側の画面には、上半分に決済方法表示、下半分に会計といった構成です。上半分の決済方法表示は、ローソンで使える決済方法がすべて表示されています。ポイントカード・電子マネー・バーコード決済・クレジットカード・プリペイドカードに分けて表示されているため、一目で決済方法丸分かりです。また上半分は、映像を流すメディアになります。ローソンのお得な情報や広告が流れ、顧客への広告効果があります。

下部の会計表示も、これまでの横型ディスプレイよりも大きく見やすくなっています。高齢の方にとっても見やすい顧客目線のPOSレジです。

ローソンのPOSレジ緊急時

地震などの災害が起きた場合、ローソンのPOSレジがどうなるかも気になるところです。ローソンをはじめとしたコンビニには、UPSと呼ばれる無停電電源装置が設定されています。停電によって、電力がストップしてしまっても一定時間POSレジやルータなどの電子機器に電力を供給することができます。瞬間的な停電や数十分程度であれば、停電時も利用可能です。

もし無停電電源装置がない場合に停電が起き、電力がストップしてしまったら、POSレジシステムや周辺機器、ネットワークなどが切断され、故障の可能性があります。通常時のレジ操作もできなくなり、営業を続けることは困難です。

長時間の停電には、無停電電源装置があっても持ちません。その場合は、電卓を使って手動で会計で行ったり、手動カード決済機器を利用したりするなど、電力を使わない方法でレジ業務を行う必要があります。

まとめ

ローソンには、2017年から進められているPOSレジ刷新によって、最新型POSレジが導入されています。フルタッチスクリーン・多言語対応という特徴があり、従業員にとって操作しやすく、外国人労働者でもわかりやすくなっています。

フルタッチスクリーンになったことでPOSレジの画面が変わりました。ローソンの使い方をマスターするためには、基本的なレジ操作と合わせて、画面と操作方法を覚える必要があります。ローソンPOSレジについてしっかり理解し、最大限に活用できるようにしましょう。